高架線路では、
- 高架でのカーブ
- 高架での分岐
- 高架線の高さを変える
を使いこなしたい。
1．高架でのカーブ
高架線にカーブを作ることができる。直線しか作れなかった橋との大きな違いである。
左が高架線路、右が橋。高架線路にはカーブが作れるが橋は直線のみ
2．高架での分岐
高架線上で線路を分岐させることができる。これも橋ではできないこと。
高架線路に分岐を作れる。クロスポイントも設置可能だ。
3．高架線の高さを変える
高架線路をふつうに引くと、地上の1つ上の高さに高架線路が敷設される。しかし、地形ツールを使うと高架線の高さを変えられる。
地形ツールの「スロープを建設」ツールを使う。崖を作るボタンを選択してから、地面ではなく高架線路の端にカーソルを合わせる。高架の端の線路を崖にしようとすると高架線路の端が上り坂になる。逆に谷を作るボタンを使うと高架線路の端が下り坂になる。
崖ツールを高架の端に合わせて使うと（上図）、上り坂ができる（下図）
高架線路と地上線路の接続
高架線路は地上の線路とつなぐことができる。地上の線路とつなぐためには多くの場合橋を使う。
まず、地上の線路を引く。高架も引く。重要な点として、地上線路の端と高架線路を重ねてはいけない。地上線路の端と高架線路の端を隣同士にしておくのが無難だ。ここから地上線路と高架線路をつなぐ。地上線路の端から高架線路に向かって橋を架けると両者がつながる。細かくは地上線路と高架線路の高さの差、地上線路の端が平坦か坂かで、4通に分けられる。
- 地上線路と高架線路が同じ高さの地面の上にあって、地上線路の端が坂になっているとき（高架線路のほうが1段高い）
- 地上線路と高架線路が同じ高さの地面の上にあって、地上線路の端が坂でないとき
- 高架線路が地上線路より1段低い地面の上にあって、地上線路の端が坂になっているとき（高架線路と地上線路は同じ高さとなる）
- 高架線路が地上線路より1段低い地面の上にあって、地上線路の端が坂でないとき
左から1．2．3．4．の状況。
2．と3．では橋を使う。地上線路の端から高架線路に向かって橋を架けると両者がつながる。
左のように橋を高架線路に向けて架けると、右のようにつながる
高架線路が地上線路より1段低い地面の上にあるときの完成図
1．4．は橋ではなく地上線路を利用する。
地上線路から高架上に地上線路を伸ばすと、両者がつながる。高架上から地上線路に向かって伸ばしても可。高架線路を使って両者を接続することはできない。接続に使うのは必ず地上線路。
赤矢印のように地上線路側から高架上に線路を伸ばす
このやり方では地上線路と高架線路がきちんとつながったかどうかがわかりにくい。線路の接続部をよく見るとつながったかどうかがわかるが、心配ならもういちど地上線路から高架上に地上線路を伸ばせばよい。
2段重ねの高架
高架線路はもちろん地面の上に敷設することができるのだが、地面の上以外に高架線路の上にも高架線路を作ることができる。つまり、2階建ての高架線を作れる。ただし、橋の上には作れない。
やり方は簡単。高架線路を選択してから、すでにある高架線路の上にカーソルを合わせる。あとは普通の線路を引くときと同じやり方。
高架線路の上にカーソルを合わせるのがポイント
これはカーソルが高架線路の上ではなく地面の上になっている失敗例
最後に高架線路がどこに敷設できるかをまとめる
高架線路が作れるところ
地面（平地）の上
地面（一方向への坂）の上
地上線路、道路、運河の上
高架線路、高架式モノレールの上
モノレール線路、路面軌道
高さが低い家の上
高さが低い公共物や役場、市役所の上
産業施設の上
海の上
など
高架線路が作れないところ
ゆがんだ地面の上
橋の上
トンネルポータルの上
誘導路、滑走路の上
他社の駅の上
高さが高い家、公共物の上
など
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